しゃぶしゃぶ

NEWSとJUMPと嵐

らじらーサタデー1月16日 シゲゆとゴリで語る『ピンクとグレー』

敬称略。

何度聞いても自信持てない箇所に下線引いています。もしご助言頂ければ修正致します…。

 

 

オープニング

 

ゴリ「らじらーサタデー!21時台スタート、ガレッジセールのゴリです」

シゲ「NEWSの加藤シゲアキでーす。そして20時台に引き続いてゲストはこの方!」

裕翔「はい、Hey!Say!JUMPの中島裕翔でーす」

シゲ「お願いしまーす」

裕翔「お願いします!」

ゴリ「来ちゃった…」

裕翔「お邪魔します!」

シゲ「来ちゃいましたよ、先週ね、コメントくれたのに」

裕翔「そうなんです」

シゲ「ね、来るなら別にいらなかったよ」

裕翔「えっ」

シゲ「えぇ~?はっはっはっはっは笑」

裕翔「いやいやいや前置きですよ!徐々に徐々に」

シゲ「伏線だった?」

ゴリ「でも先週は来れるかどうかが分からなかった」

シゲ「てゆってましたね~実はね~」

ゴリ「そう、もしかしたら来れないかも」

裕翔「そうなんですかぁ…」

シゲ「自分でそうなんですかじゃない笑」

裕翔「把握してない…笑」

シゲ「ゴリさん初めまして?」

ゴリ「初めまして。初めましてだけど、もう俺にとっては、裕翔は初めましてではない」

裕翔「あっは!笑 なんだそれ!笑」

シゲ「なんでなんで?」

ゴリ「あの今日のね、朝、の5時に実はオーストラリアから帰ってきたばっかなの。ずっとロケで」

シゲ「海外行ってたんすね」

ゴリ「だからもう、『ピンクとグレー』のDVD頂いたけど観る時間ないと思ってオーストラリアまで持ってって、」

裕翔「えぇっ」

シゲ「機内で観たんすか?」

ゴリ「もう機内、もうまさに飛行機の中で」

裕翔「そうなんですね」

シゲ「帰りで?」

ゴリ「まさにもう、太平洋を下に降りてる時に観て…裕翔君」

裕翔「はい」

ゴリ「すっげぇよかった」

裕翔「あ~笑、ホントですか笑 ありがとうございます」

シゲ「ありがとうございます」

ゴリ「いやぁ~、シゲぇ、面白いし、俺逆に、ジャニーズのタレントが、あそこまで、やっちゃうんだっていうことにまず驚いて」

裕翔「そういう印象は強いですね」

シゲ「体を張ってくれたよね」

ゴリ「あんなに濡れ場やるんだっていう」

裕翔「はははは!笑 やっぱそこいきますよね」

ゴリ「いやっ、ホント生半可な濡れ場じゃないんだもん。俺、えっ?と思って、いいんだ!と思って、あのー、ほら、どこまで話していいか分からないけれども、あのー、女性4人が個室に入ってきてこー、」

裕翔「ありますね笑」

ゴリ「スッポンッポンになるところあるじゃない。あんなのとか、オッケーなんだみたいな」

シゲ「面白いすよね」

ゴリ「面白い。そう、だから言いたいことすごいいっぱいあるんだけど、観てない人まだいっぱいいるだろうから」

裕翔「そうですね」

シゲ「まそこは言っても別に…」

ゴリ「だって裕翔君てさ、顔の両側にもう、ずっとおっぱいある」

シゲゆと「あはははは!笑」

シゲ「21時、まだ笑 そうだけど笑」

ゴリ「違う違う、やっぱそこが、びっくりしたの。こういうのがオッケー、てかもう、やっちゃうんだ裕翔君、て」

シゲ「まぁねぇ、ま話題になってますよね濡れ場もね」

裕翔「そこはやっぱり」

シゲ「そこ濡れ場じゃないけどね」

裕翔「濡れ場じゃないけど笑」

シゲ「最早、僕あのシーン面白いすけどね。なんなんだこれっ?ていう笑」

裕翔「なんだこれって笑 その分からない感じが、ねぇ」

シゲ「撮影してる時、あれ、割とだってさ」

裕翔「いやっ、やぁばいっすよマジで。ちょー緊張しますからね」

シゲ「なんで? おっぱいいっぱいあって?笑」

裕翔「おっぱいいっぱいあってぇ笑」

ゴリ「だって8おっぱいでしょ? はっぱい」

シゲ「はっぱい」

裕翔「はっぱいありましたね」

シゲ「でもなんかまぁ、エロくはないっていうか、ちょっとなんか笑、ただのおっぱいじゃないって笑、おっぱい何回言うんだ怒られるこれ笑 NHKで笑

あ、メール来ております!えー石川県いわん19歳。【皆さんこんばんは。いつも楽しく聴かせて頂いてます。裕翔君は20時台に引き続きですね。らじらーの為にいつもより早くお風呂に入ってスタンバイしました。後は寝るのみです。ピンクとグレー観ました。裕翔君の演技に、鳥肌止まりませんでした。一緒に観た友達が、「すごい」「ヤバイ」を繰り返していて、絶賛してくれました。嬉しかったです。】

プロフィール…いいよね、知ってるもんね、20時台でも紹介したでしょ。Hey!Say!JUMPの中島裕翔君です笑」

裕翔「そうです!お邪魔してます」

ゴリ「いらっしゃい」

シゲ「じゃぁもう、話したい話あるから、ちょっとこれオープニングさらっといこうか。それではメニュー紹介です。21時台は中島裕翔君をお迎えしてリスナーからの質問にどんどん答えていきたいと思います(略)」

 

 

 

映画『ピンクとグレー』の全て

 

裕翔「リスナーからの質問に、お答えします」

シゲ「映画『ピンクとグレー』について聞きたいことをリスナーから募集しました。えー今日はどんどん答えていきたいと思いまーす」

ゴリ「さメール来てますよ。

神奈川県のばかよ、22歳【裕翔君シゲ君ゴリさんこんばんは。『ピンクトグレー』観ましたよ。今までに観たことのない映画ですごく面白かったです。裕翔君の前半と、後半の豹変ぶりがすごかった。そして後半のダークな裕翔君の表情がとても良かったです。】

続いて千葉県のりんりんご17歳【こんばんは。高2の女子です。『ピンクトグレー』観ました。私はもともと原作を読んでいたのですが、映画化が決まり映画を観る前にはちゃんと読み直したいと思い、前日に頑張って読んでから観ました。映画は、原作とはまた違った良さがあり、映画の展開には驚きました。そして裕翔君が心配していた過激なシーンも素敵でしたよ。演技が素敵でとてもカッコイイな~と思いました。】

最後!兵庫県そるてぃ19歳【今日は裕翔君が来ると聞いてどーしても伝えたくってメールしました。裕翔君、加藤君の『ピンクとグレー』公開おめでとうございます。公開初日、仕事の休みをもらって観に行きました。原作をしっかり読み込んでから行ったけど、原作読んでなくても楽しめるし、読んだからこそ分かることもあって、裕翔君の演技に終始魅了されました。一番の衝撃は、おっぱいまみれの裕翔君。裕翔君の銀幕デビュー、加藤君の小説の映画化を見届けられて、嬉しい所存です。素敵な映画をありがとう】」

シゲ「初めてだった?キスシーンとか」

裕翔「キスシーンはあるんですけどぉ」

シゲ「まあれはね…」

裕翔「ベッドシーンはなかったですし、だからホントにあれを、脚本読んだ時に、いや小説の時ももちろんそういう描写はあるじゃないですか、」

シゲ「でもあんまないけどね」

裕翔「んーだからなんか、そういうのを、ポンってその場に放られた時に、あ、やっていいんだって思って。だから振り切ったんですよね」

ゴリ「すぐ入れるもんですか? だってもう、僕ら観てる側からしたらいわゆるその女優の方と裕翔君のベッドシーンだけれども、裕翔君から見たらもう、ベッドの向こう側にはカメラマン技術さんディレクターいろんな人に見られてるわけでしょ。あーゆーのの照れ、でももうすぐガッと入っていけるもんなの?」

裕翔「それはぁ…ないっすね。そういう環境で、ベッドシーンだけに限らず、お芝居ってするじゃないですか。だからあんまりそういうのは気にならないかなぁ」

シゲ「僕その初日の時に、打ち上げがあってぇ、なんか、ま僕基本的にずっと、なんだっけな、スタッフさん、出版関係の人としゃべってたんですけど、挨拶に来てくれて、裕翔とか菅田さん、どんどん来てくれて、最後に夏帆さんも来てくれたんですね。その時裕翔ともしゃべってて、まなんか、出演者の人と何しゃべったらいいか分かんないじゃないですか、僕もだから『あの濡れ場大変そうでしたねお二人』みたいな。こと言ったら、なんかあれでしょ、『アクションシーンみたいな感じ』って言ってて」

裕翔「ですねぇ。行定さんがもうそういう風に言ってたんで」

シゲ「だからけっこう、めっちゃ決まってんすよ動きが」

ゴリ「あそう。こうやってこうやってあーやってって」

裕翔「ここをこうしてぇみたいなことを」

シゲ「いや~、普段裕翔はそうなんだとか言ってたんですけど笑」

裕翔「だからぁ!笑 そういう風に見ちゃう人いるじゃないですかやっぱり」

シゲ「笑 だからそれは、お芝居の指導だった」

裕翔「そうです」

ゴリ「あ、もう夏帆ちゃんとの濡れ場ってのは言っちゃっていいんだね」

シゲ「まどうなんすかね、いいんじゃないすか」

ゴリ「どこまで言っていいか分かんなくて」

シゲ「僕はけっこう言っていいって言われてます」

ゴリ「あそう」

シゲ「ま、観てるでしょ」

裕翔「まぁまぁ」

ゴリ「さ新潟県すぶたとぱいなっぷるはいまひとつ、から来ております。【『ピンクとグレー』4回観てきました】!」

裕翔「おわぁ、すごい!」

ゴリ「【シゲさんが、映画『ピンクとグレー』の撮影中に裕翔君が自分に見えたと話していらっしゃいましたが、具体的にどの場面なのかを教えて下さい】」

シゲ「あー、それーなんか、すごいこの間の舞台挨拶でも訊かれたんですけど、それは実は映画を観てっていうよりも、僕一回差し入れを届けに見学がてら行ったんです」

裕翔「はい、頂きました」

シゲ「その時にあのチラっと、まぁ、カメオ出演というか、出させてもらったんですけど」

ゴリ「俺シゲカメオ出演してるって言ってたけど探せなかった」

裕翔「けっこう気づかない人いるんですよ」

シゲ「ね」

裕翔「だからなんか嬉しくてさ」

ゴリ「どこにいたの?」

シゲ「どこにいたかは言えないですけど」

ゴリ「俺、俺ね?菅田君が、あのー黒のハット被ってジャンパー着てっていうシーンあったでしょ? で、あのーマンションの部屋の中で、ちょっと薄暗い中、一瞬シゲに見えたのよ。これがシゲかなって一瞬思ったのよ」

シゲ「そんなガッツリ?」

ゴリ「シゲってあーゆーカッコするから」

シゲ「あっはっはっはっはっは!笑」

ゴリ「あれこれもしかしてわざと監督さんがシゲっぽいカッコさせたのかなぁと思ったけど、あそこじゃないんだもんね」

シゲ「違います違います。あのー、まこれ言うとでもちょっと分かっちゃうかもしんないですけど、僕見学に行ったシーンは、裕翔が、あのー、ま映画を観てる試写室のシーンがあって、これ難しいなしゃべるの笑、試写室のシーンがあって、あのー…それで、まぁあのー、映画観終わって拍手されるっていうシーンがあるんですよ。それが、まある種自分の立ち位置に似てるというか、ま、ねぇ、原作の役だから、同じ主人公だから、ま僕も感情移入して書いた役だし、っていうので、その、なんというか周りから祝福されて頭下げて挨拶したりするシーンが、の横顔が一瞬、なんか」

ゴリ「うわッ、そっかそこかぁーッ」

裕翔「へー」

シゲ「でもそこにはいないんですよ」

ゴリ「……あ、そうなの?」

シゲ「そこはモニターで観てたんで」

ゴリ「なんで話したのじゃぁそれ…」

シゲ「そのシーンと同時に、その直後にいろいろ撮ったシーンなんですけど」

ゴリ「あーッ!あそこかぁッ!」

シゲ「なんとなく」

裕翔「あれもなんか、やっぱりメタ的要素というか」

シゲ「そうそう、完全に。もうメタリまくってんすよ」

裕翔「メタリまくってるんすよ」

シゲ「そのー、そうなんす、そこを観てて、一番だから、なんつーの、僕と同じシチュエーションになるとこだよねある意味」

裕翔「はいはいはい」

ゴリ「そうだよね」

シゲ「そうでしょ?」

裕翔「そういうことかぁ」

シゲ「そこでぇ、なんか、まぁ見学だからちょっと緊張するしさ」

裕翔「へー笑」

シゲ「みんなも緊張してんすよ。原作者来た、ざわざわ、みたいな笑 うん、だから僕も居心地悪かったんですけど」

ゴリ「急に原作と違うなんて言われたらどうしよう」

シゲ「だからモニターあんま見ないようにしてたんすよ。みんなが俺の顔窺うから。けど一瞬行った時にそのシーンで、そうなんですよ、その時に思ったんですよ」

ゴリ「さ、まだまだメール来てます。

東京都のあゆうさ15歳からですね。【シゲ君裕翔君こんばんは。裕翔君が大好きな高1の女子です。以前二人でお寿司屋さんへ行ったと話していましたが、その時のことを詳しく教えてもらえたら嬉しいです】と。

えっ、二人はもうそういう仲?」

シゲ「そうそうそう、うん…そういう仲っていうか笑、もともと、なんか、対談したんだよね、雑誌で」

裕翔「そうなんですよ、雑誌で、あのー共通の趣味が」

シゲ「カメラを」

裕翔「カメラを二人ともやるんで」

ゴリ「それ『ピンクとグレー』の前?」

裕翔「前。全然前ですよねぇ」

シゲ「決まる前。でも、ジュニアの時はよく共演してたけど、デビューしてお互いしばらく接点がなかったんだけど、それで、あれ何でなんだ、裕翔が指名したのかな、もしくはカメラマン好きでっつー対談なのか分かんないけど」

裕翔「たぶんそうです」

シゲ「そうなんだよ、不思議な対談が起きて、裕翔と対談してっつって、まカメラトークで盛り上がったんだよね、で今度まぁ、あのー番号交換しようよみたいなこと言ってて、でーその後ぐらいに、ま決まったんだよね。ていう話で、まそのちょいちょいカメラの趣味っていう共通点はありながら話は割とする機会が多かった。でなんか撮影終わった後かな、あのーなんかご飯行きましょうよみたいになって、じゃお寿司行こうよってなって、『回らない寿司行きたいです!』って言うから、『いい寿司行きたいです』って言うから、連れてったんすよ」

ゴリ「おぉ、そりゃ先輩だからね」

シゲ「そしたらね、この人何て言ったと思います?笑」

裕翔「笑」

シゲ「けっこう、いい寿司って、最初おつまみ出てくるじゃないですか。でぇ、けっこう終盤で何貫か握るみたいな。それがいわゆる回らない寿司じゃないですか。『加藤君僕もっとガツガツ食べたいです!早くなりませんかねぇ』みたいな」

裕翔「あはははは!笑 分かんなかったんすよ笑」

シゲ「回らない寿司でいいんじゃないかじゃぁみたいな。あ、回る寿司でいいんじゃないかなーみたいな」

ゴリ「分かる。けっこう出てくるよね、最初にね」

シゲ「そうそう」

ゴリ「一品料理が」

シゲ「だから割とあれでしょ、ガツガツ食べたかったんでしょ」

裕翔「いや、あ、でもおいしかったですね」

ゴリ「何しゃべったの? シゲと」

裕翔「何しゃべりましたっけ」

シゲ「まいろんな話だよね」

裕翔「なんか…それこそグループの話だったりとか」

シゲ「でも裕翔ってあんま悩まないんだよね、聞いてると」

裕翔「そうですか?」

ゴリ「ポジティブなんだ」

裕翔「いやっ、ポジティブってことでもないですけどね」

ゴリ「例えば『ピンクとグレー』で演じた彼はもうものすごく葛藤するでしょ? 自分の中から引き出して人って演じるじゃないけっこう。やっぱり自分の中のそういう葛藤の部分が、」

裕翔「後半の方がやりやすかったっすね。気持ち的には」

ゴリ「あじゃぁやっぱり悩む子なんだよ…」

シゲ「あ、役に対してはもちろん悩んでるし、闘ってるんだけど、なんか、『先輩、これどうしたんすか』みたいな感じとか全然ないの」

裕翔「あー、そうかもしんないすね…」

シゲ「そうそう」

ゴリ「案外落ち込まない?」

裕翔「いや、落ち込みます。ジャンルが違うだけで、その、ものによって。その時話してたジャンルでは」

シゲ「たぶんなかったのかな」

裕翔「そんなに、ない」

シゲ「だから割とそれこそカメラの話とか、なんか、お芝居とか、いろんな話だった…」

ゴリ「裕翔君がじゃぁ悩んだり落ち込んだりするってのはどういう時で悩んだり落ち込んだりするの?」

裕翔「どういう時…」

ゴリ「あの時は、実は落ち込んだ時が、時期があったんですよとかって、ある?」

裕翔「あぁ、ありますね、テレビで、最近は話す機会があったりとか、あんまりなんかそのー、その頃そうだったんですぅって自分から言うのもあんまり好きじゃないんですけど」

シゲ「仕事で悩んだりするってこと? プライベートとか」

裕翔「仕事…ですかね」

ゴリ「んー…」

裕翔「仕事で、例えばお芝居の話で言うと、うまく泣けなかったなとか」

シゲ「あー、そういうことだよね。そういうのはたぶんあるとは思うんだけど。なんか爽やかなのよ全体的に」

裕翔「ははははは!笑」

シゲ「うじうじしてないの」

裕翔「ははは!笑」

ゴリ「分かる。俺、一番最初に菅田君との二人のシーンでずっと爽やかな高校生じゃない」

裕翔「はい」

ゴリ「もうホントに俺隠しカメラで撮ってんのかっていうぐらい、あまりにも二人の演技が自然過ぎて」

シゲ「ホント仲いいんすよ」

ゴリ「もう、クオリティの高さにびっくりしたというか、演技の」

裕翔「いやいやいや」

シゲ「そうすよね」

ゴリ「でパッってまた裕翔君の顔にパッてアップになった瞬間に、何もセリフしゃべってなくても、ずっと見れるのよもう。顔立ちが綺麗過ぎて」

裕翔「えぇ~笑 ベタ褒めだ…」

ゴリ「いやホント俺、すげー感動したんだから」

裕翔「ホントですか」

ゴリ「うん。で、もう後半からもう、大どんでん返しになるわけでしょ。でそっからのまた菅田君との戦いというか、いわゆる映画のスタジオで二人っきりで」

裕翔「ありますね」

ゴリ「大きく揉めるとこあるでしょ。もうずっとドキドキしながら観てたもん。あんまりにも狂気じみて二人が」

シゲ「だからあの、あの二人がねーっていうね」

ゴリ「なんか、また、日本の俳優界に、恐ろしい実力派二人生まれたなーとかって」

シゲ「ホントそうですよね」

裕翔「いやホントそうですよねとかって笑」

ゴリ「勝手に思っちゃうけどね」

シゲ「ホントそう、ホントそうだよ」

ゴリ「もう演技のクオリティの高さに感動したの。だから今日、来てくれると思わなかったから、せっかくだから伝えたいなと思って」

シゲ「ゴリさん興奮してんね笑 すげー、今日の今日だから笑 ホットですね笑」

裕翔「あぁ、そうかそういうことか」

ゴリ「だから今日台本見て来るって知ったんだもん。だから、先にこの感動を言っちゃうと、あの、打ち合わせの時に、本番冷めちゃうなと思ったの」

裕翔「ははははは!笑」

ゴリ「シゲにずっと実は黙ってたの」

シゲ「感想を言わずにね」

ゴリ「ホントはすっごい面白くて、面白かったよシゲいいよって言いたかった」

裕翔「早く言いたかった」

ゴリ「ずっと我慢してたの。でも実際裕翔君はその主演としてシゲの本を演じるってなった時、まず仕事来た時はどういう気持ちになるのかな」

裕翔「まず映画が、初出演、初主演なんですよ。でどっちも初めてで、ま映画が初めてだし、プラスその、先輩が書いた、その原作物という風にやっぱり捉えてしまうじゃないですか。ま脚本読んだらやっぱりあの、だいぶアレンジしてて、映画、先ほどお頼りにもありましたけど、映画は映画で楽しめるっていう風に作ってあるので、なんかそれは気にしなくていいところなんですけど、やっぱり原作があるって思うとそのやっぱり原作者のそのなんか意向だったりとか、そういうなんかこう胸の内みたいな、ここはこういうことだったんだけどな、ってなんか、それこそだから、あの現場に見学して下さった時に訊いたんすよね。『僕、これで大丈夫すかね』つって。だからいろいろ気にするところはやっぱりありました」

ゴリ「俺、その、演技のことまたいろいろ詳しく訊きたいんだけど、例えばこう、高校生の時にさ、部屋の中で、その菅田君が急に夏帆ちゃんを襲うシーンあるじゃない。それで、普通に『お前何やってんだよ笑』ってただずっと笑ってるじゃない。『おい止めろよ』とかじゃなく。俺、もうあーいう演技とかって、逆にホントに今の高校生っぽくてリアルで、ぶわーって鳥肌立ったの。あ、こういう方向に演技持ってくんだって、だからそれをそこまで監督の演出が入って、でどこまで今度裕翔君がそれを広げてこういう方向性になったのかって訊きたいんだけど、あーいう演技って、どういう演出が入るの?」

裕翔「どうすかね、でもあんま言ってこないんすよ行定さん。全然言わないんですよ」

シゲ「言わないよね」

裕翔「言わないで、だから、ぽーんて僕らがその場で持ってきたものを、あの、見てくれるんですよ。だけどあまりにもこう方向性が違ったらそれは修正してもらえますけど。軌道修正」

ゴリ「だって目の前でさ、仲のいい女の子がベッドで押し倒されて半分襲われてるわけじゃん。それを、あーやって『お前やめろよ笑、馬鹿笑』って笑ってただ見てるって、その時は何でそっちの方向の演技に発想行くの?」

裕翔「ま、それ…」

シゲ「それ台本だった」

裕翔「台本だったんですよ。そういう台本で、まなんかホントに、そうおも…」

シゲ「ま蓬莱ワールドですよね」

裕翔「ですねぇなんかそれが」

シゲ「脚本家の、人の世界観っていうか」

ゴリ「いやもう一個一個がこういうシーンだったらこういう演技やるよなっていうの、外されてくんのばっかりだから、ずっと飽きないんだよね」

裕翔「なんか無駄に何かをするってことは、あんまりこう、しない…」

シゲ「めっっっちゃテイクやりますけどねその代わり」

裕翔「やりますね」

シゲ「ね。一つ10ぐらいは毎回やるでしょ。20とか」

ゴリ「えー」

シゲ「たぶんやってます」

裕翔「だからその中でどんどん重ねてって、だからなんか削ぎ落とされるんすかね、きっと」

ゴリ「はーそんなにやるんだ」

シゲ「めっちゃ。アングルも決めないんですって。その、ドライで決めるんですよアングル。だから決めてないんすよ、撮るまで」

ゴリ「うわー時間かかるねじゃぁ」

シゲ「ちょー時間かかる。だから役者を見て、役者に合わせたアングルを撮る人なんで、カットもあるんで」

裕翔「何にも言わないし役者も役者自身でちゃんと自分の」

シゲ「考えろっていう」

裕翔「考える、から、その、方向、方向で」

シゲ「ホントみんなその台本をうまく読み込んでたし、それぞれの形にしてってことですよね、役にしてたっていう」

ゴリ「シゲは原作者としてこの裕翔君の演技はどう見てたの」

シゲ「……いや、どう見てた?笑」

ゴリ「やっぱ自分の中で頭で描いた主人公はあるわけじゃん絶対に」

シゲ「でもその役だなぁって思ってましたよ。だから普通に、例えば俺の考えた菅田さんと裕翔を、俺の考えたりばちゃんとごっちじゃねぇ、とか。そりゃ違うんですよ、もちろん。だから、正直言えばですよ、普通に映画観るのと同じ感覚で観てるんですよ。だから、」

ゴリ「もう別物?」

シゲ「うん。だから話は知ってるし、あ、俺が考えたことがこういう風になるんだっていうことは新鮮に思うけど、全然別物だから、普通に映画を観てるのと変わらないっちゃ変わらなかったんですよね。ただ、それぐらい、例えばそれでね? 裕翔があんまりうまくなかったら、いやこの役者下手だなとか思うよたぶん。けど、そんなことは少しも思わなかったから、ホントにむしろうまいなっていうか、うまいって言うのも俺が偉そうだけど、普通に、役者さん、スクリーンに立つ役者さんとして、だから後輩ってこともあまり考えずに、あの、いち、二人の役者さんがすごく、その、この映画を引っ張ってるなぁって思ってた」

ゴリ「いやホントに、これ、やっぱ自分の中ではもっともっとこれからも映画とかドラマとかやっていきたいっていう」

裕翔「やっていきたいですねぇ」

ゴリ「いやもうホント、向いてるよねぇ」

裕翔「はっは!笑」

シゲ「ホントですよねぇ。もう引っ張りだこだもんね。

埼玉県ラジオネームなぽりたん17歳【『ピンクとグレー』早速観て来ました。ピンクからグレーになる時がすごく面白かったです。】なるほどね、【撮影していった中でどういうことを意識してお芝居しましたか。詳しく知りたいです】」

裕翔「どういうこと…」

シゲ「うん、この質問も難しいね」

裕翔「難しいっすねぇ」

シゲ「なんか、例えばこれは」

裕翔「全体を通して…」

シゲ「これは何て言うか、設定しとこうとか、」

ゴリ「ピンクからグレーへの切り替えとかもものすごく意識しないと」

裕翔「そうすねぇその分かりやすく、する、ま言ってしまえばだから前半は結局、何て言うんだろうな、作品、というか、何て言うんだろうなぁ、」

シゲ「難しいなぁ?笑」

裕翔「難しい、けど、」

シゲ「ここが一番ネタバレになってしまうから」

裕翔「うん。言ってしまえばまぁだから、」

シゲ「あるようなシーン、というか」

裕翔「そうですね、はいはい」

シゲ「あれ三日目とかにやったんだよね、撮影して。割と早かったって言ってた」

裕翔「はい」

ゴリ「よくあそこまで心壊すことできたね」

裕翔「まだからこの映画はホントに、ま菅田将暉も言ってたんですけど、俺をいじめ抜いた映画だって、言われましたね。確かにそうだなって思って行定さんにもそういう風になんかこう状況下に、なんかこうやられたりだとか、それこそ将暉の芝居が毎回違ったりとかでリアクション引き出してくれたりとか、そいういうなんかホントにいろんな人に翻弄され、たなぁっていう思いは…だからそのリアクションがうまく、その、画にちゃんと出ているのかなっていう、それが良かったかなって思ってます

ゴリ「はぁい…ていうことでね」

裕翔「はっはっは!笑 もっと訊きたいこといっぱいありそう!笑」

ゴリ「あるけどもー、次いってくれって言われたからさぁ」

シゲ「まぁまぁ、またどっかで話す機会ありますよ」

ゴリ「お願いします」

シゲ「以上!リスナーの質問にお答えしますでした」

 

 

エンディング

 

シゲ「さぁ裕翔はもう、21時台だけなんでね、ここまでなんで」

裕翔「そうでうね」

シゲ「どうですか初めて、20時台から出てもらいましたけれども」

裕翔「いやぁ、あのー、僕やってるんすけどラジオ、収録なんで、やっぱりこれだけあのー、たて続けに出るとなんかこう、なんだろうな、違いも分かりますし、なんか、あとちょっとやっぱ先輩もいるからちょっと緊張しましたね」

シゲ「うそぉーぉ笑 全然してないでしょ笑」

裕翔「いやいやいや、しましたよ」

シゲ「でもゴリさんもね、たくさん褒めて頂いて」

裕翔「いやホントに」

ゴリ「会えてだから嬉しいなぁと思って」

裕翔「ありがとうございます」

ゴリ「あとぉ、顔の幅と首の幅一緒なんだね」

シゲゆと「ははははは!笑」

ゴリ「そこ、すごいね首鍛えてんだね」

裕翔「鍛えてないですよ全然」

ゴリ「そうなの?」

裕翔「はい」

ゴリ「顔が、尋常じゃないぐらい、ちっちゃい」

シゲ「モデルですからね」

裕翔「いやいやいや。まぁまぁそうなんですけれども。モデル業もやらしてもらってます」

シゲ「今もやってるでしょ?」

裕翔「やってますね」

シゲ「モデルなんですよ。さぁというわけで、まぁせっかく、せっかくねぇ、時間あるし最後にね、ジュニアさんが来る前に、5秒でベストスリーやってもらおうかな」

ゴリ「お、裕翔君に?」

シゲ「うん」

裕翔「あ、僕ですか?」

シゲ「はい」

ゴリ「何を訊きたいかだよね裕翔君に」

シゲ「何訊きたいかなぁ。じゃ無人島に持っていく物にします?」

ゴリ「おーはいはいはい」

シゲ「これだったらできるんじゃないかな!無人島へ持って行く物ベストスリー、どうぞ!」

裕翔「えぇとぉ、えぇとぉ、あれ、あの、ライ、あのーライター」

ゴリ「終了です」

シゲ「終了です笑 もう全然5秒で言わないじゃん笑」

裕翔「ライター」

シゲ「現実的かよ」

裕翔「いややっぱり火をおこすの大変かなぁって思って」

シゲ「あと二つは?」

裕翔「あつ二つ? あと二つはぁ、えっとぉ、船と、あとー」

ゴリ「無人島から出ようとしてる笑 無人島から出ようとしてるよ!笑」

シゲ「物じゃねぇよ笑」

裕翔「カメ、カメラ」

シゲ「楽しむ気満々だな笑 分かったじゃぁ死ぬ前に食べたい物ベストスリー」

裕翔「えーとぉ馬刺しとぉ、えーとぉあんぱんとぉ、メロンパン!」

シゲゴリ「あはははは!笑」

シゲ「パン好きなの?」

裕翔「好きじゃないっす笑」

シゲ「なんでだよ笑」

裕翔「今ノリで出ちゃった笑」

シゲ「ノリで出ちゃった笑 絶対バターパンに引っ張られたでしょ笑」

裕翔「バターパンに引っ張られましたよぉ笑」

シゲ「さぁこれね、22時台ジュニアさんにやってもらいます」

裕翔「ひどい…笑」

ゴリ「馬刺しは何でなの? 好きなの?」

裕翔「馬刺しは大好きなんです」

ゴリ「おいしいよねぇ」

裕翔「だから一番先に出てきましたね」

シゲ「馬刺し好きなんだ」

裕翔「馬刺し好きです。だからこの間の地方で行った時、熊本で馬刺し、はい、食べました」

シゲ「おしかった? 本場の」

裕翔「おいしかったです、そうなんです、はい、熊本ではないんですけど、熊本の馬刺しが出てきて」

シゲ「あーなるほどね。

さメッセージ来ております。静岡県あき、15歳。【シゲさんゴリさん中島さんこんばんは。『ピンクとグレー』映画公開おめでとうございます。私はまだ映画を観れてません。なので、シゲさんと中島さんのお話を聞き、原作を暗記するぐらい読んでる私にとって、映画を観るのがさらに楽しみになりました。いろいろ映画の話ありがとうございます。】嬉しいですね」

裕翔「すごいですね」

シゲ「さもう一つ沖縄県なるなる15歳【ゴリさんがお二人からいい話を引き出し、原作者としての加藤君の意見、それに対しての裕翔君の考えなどが聞けて良かったです。アイドルの二人の小説家、俳優の姿を見ることができてとても豪華でした】まぁ確かにねぇ、贅沢ですけどねぇ。

神奈川県ラジオネーム16歳、みさちょこ【シゲと中島君のピングレの話を聞いていてとっても面白かったです。永遠に聞いていたいです。公開が終わる前にもう1回観に行きたいと思います。】

ぜひねぇ、何回観に行っても発見がある映画だと」

裕翔「そうなんですよ。咀嚼して観て欲しいなぁと思います。」

シゲ「さぁ残すところ30秒となってしまいました」

ゴリ「この映画を演じたことによって、何かちょっと自分の中で変わったものを挙げるとしたら、どういったところ?」

裕翔「えぇっ、なんですかねぇ。やっぱり、こう、振り切っちゃう、ことすかね」

ゴリ「振り切ってたもん」

裕翔「振り切っちゃいましたね」

シゲ「覚悟だね」

裕翔「覚悟というか、あーもう事務所を含め、あいいんだ、やっていいんだって」

ゴリ「こんなのオッケー出しちゃうんだ、俺やっちゃうぜみたいな」

裕翔「はい」

ゴリ「またぜひね、遊びに来て下さい」

シゲ「また来てよ、ぜひぜひ」

裕翔「いいですか?」

シゲ「まぁちょこちょこ会うと思うけどね」

裕翔「そうですね。カメラ談義しましょうよ、ぜひぜひ」

シゲ「そうだね、カメラトークしよう」

映画『ピンクとグレー』

おおいにネタバレしながら感想を綴って参ります。まだ本編をご覧になられていない方、小説未読の方はご注意下さい。



2016年1月9日、観てきました。
地元での公開は来月だったので、わざわざ隣県まで車走らせて、朝8時に出て夜の8時に帰ってくるという強行軍で、行ってきました。
面白かった!
映画『ピンクとグレー』、面白かった!
ストーリーはだいぶ改変されていたけれど、私はその改変、好きでした。

原作を読んだ時の第一印象は、「若い人が書いた若者の物語」。
「友達の死体をきれいにする話」を書きたかったのだからそりゃあ明るい話にはならないだろうけど、りばちゃんを救う展開にしなかったのが、なんか、若さだなって。特に最終章は、りばちゃんにとって辛いなと…本人は満足してても、だめだそんな終わり方しちゃ…「うまく生きられなかったごっち」と、「うまく生きられないりばちゃん」でもいいから、りばちゃんの物語がちゃんと続いて欲しかった。
りばちゃんはごっちから自立できなかったというのが、りばちゃんが哀れで哀れでしょうがなかった。


映画ではそこが違ったわけですよ!!!
しかもごっちが現れて!現れたことによってホントのりばちゃんの気持ちを引き出したって感じで!!
「おまえ何で死んだん?」
「全然分からんわ」
「こんなん親友とちゃうわ」
最早セリフうろ覚えですけど、このシーンはホントに泣いた!!感極まった!りばちゃん、手放しでわんわん泣いちゃう子ぉやったんや!「何で?」って、「おまえなんなん?」って、ホントはずっとずっと思ってたのかな。でも「親友だから」「俺が一番こいつのこと分かってるから」って、蓋をしてたのかな。そう思わせてくれる展開をありがとう!!!
「62分後の衝撃」という文句でどうなるのかは想像ついていたけれど、衝撃の後にがっつりオリジナルの後日談が展開するとは思わなかった。りばちゃんを救ってくれるとは思わなかった。
監督は東洋経済オンラインのインタビューで「距離をもって見ているんで、逆にエグくなった部分はあったと思う」とおっしゃられていたけれど、確かにエグくなった部分はある、でも同時に優しくなった部分もあった。わたしはその優しさが好きだ。

一番興奮したのは、ごっちからもらったライターを投げ捨て、真っ暗なバックにりばちゃんの「しょーもな!」

これぞ青春映画ーーーーー!!!!!
すごい!一言で!たった一言で『ピンクとグレー』が揺るぎない青春映画になったよ!!!これまでの挫折や葛藤諸々を「しょーもな!」で終わらせられる身軽さ!からのアジカンの疾走感!エンドロールでこんな爽快感に浸れるとは!

映画『ピンクとグレー』で大事なのは、これは裕翔君の初主演映画だということです。
裕翔君の主演映画が親友に飲み込まれるエンドでいいんですか?
ヤダよ!!!!!爽やかな青春映画がいいに決まってる!!シゲアキさんごめんなさい!!

ごっちの裕翔君も、りばちゃんの裕翔君も、カッコよくて綺麗で美しくて夢のような時間だった。
ファレノプシスを歌い上げる裕翔君、冬の土手を自転車で駆け抜ける裕翔君、親友が女友達押し倒してるのにけらけら笑ってる裕翔君、火葬場の煙をじっと見上げる裕翔君、りばちゃんと決別した時、声を震わせていた裕翔君、ベランダで煙草を吸いながら思いつめた表情の裕翔君、スクリーンに映る全てが美しかった。
そして白木蓮吾として劇中で流れたCM、カッコよすぎた!ホントにあーゆー演出のCMが裕翔君にきちゃう!!きてほしい!!見たい!!!

前半は裕翔君の美しさにどっぷり浸かって幸福の頂点だったけど、実はりばちゃんのキャラクターは納得いかなかった。監督は「IQを下げた」っておっしゃっていたけど、いくらなんでも下げすぎじゃないのか…りばちゃんはこんなんじゃない…

でもモノクロの世界になって知る。あれは成瀬の悪意だった。
りばちゃんを馬鹿にしている成瀬が演じるりばちゃんだから、あんなみっともないキャラクターになったんだ。
成瀬と三神というキャラクターが、この映画のエグさだ。なんだこいつらは…りばちゃん、変なのに目をつけられちゃって…なんだかんだ成瀬についていくりばちゃんは、馬鹿だ。一見してまともじゃない三神に流されるりばちゃんは、ホント馬鹿だ。

ベッドシーンについては、これブルー映画かよ、と。
そういうシーンがあるのは知った上で観に行ったんですけど、もっと「きれいなもの」としてみせると思っていた。モロだった。
「ジャニーズっぽくない」を突き進む本気さは、ここまでのことをやり切らないとまわりに伝わらないのだなぁと思った。
映画をこう、構造的には見れないというか、この物語の中でベッドシーンをここまで見せることに、「中島裕翔はここまでできます」という名刺以外に意味があるのか分からない。精神的堕落や挫折から肉体的快楽に転げやすいのは分かるけど、映画として、モロ見せする必要はあったのかな…なんか三神という女性の内面が印象に残るシーンだった…


柳楽君のごっちは、ホント「ラスボス」だった。柳楽君のごっちの説得力によって、前半のごっちは「りばちゃんが演じるごっち」であって、ごっちそのものではないんだって痛感した。りばちゃんに「お前とは暮らせない」と言われた時のごっち、なんだか泣きそうで、声も震えちゃって、何でごっちが傷ついてるの、って、裕翔君の儚さは美しすぎる!ってこっちが泣きそうだったけど、柳楽君のごっちは絶対あんな反応はしてなかったはずだ。あれは「りばちゃんが望むごっち」だった。
「お前分からんわ」て手放しで泣くりばちゃんに、「それでいい」って答えてあげるごっち。
神さまかな!!!?何この人!!?
ごっちばかりを見て、ごっちばかりを追いかけて、何者でもない自分にずっと苛々して、「ごっちのことを一番分かっている自分」に縋ってなんとか自己を作っていたりばちゃんが、訛り全開でごっちに本音をぶつけて、そんなりばちゃんを認めてあげるごっち。
それ生きてる時にやってほしかった!!!でもごっちはそういう人ではない!!


ようやく「自分」を見つけたりばちゃん。
暴力事件が新聞沙汰になって、りばちゃんはこれからどうしていくんだろうかってちょっと思っちゃうけど、普通の人よりしんどい青春を乗り越えて、「しょーもな!」って言えるんだから、りばちゃんはもう大丈夫だなって思える。

裕翔君の初主演映画が希望のあるストーリーで良かった。
裕翔君の美しさと、かっこよさと、可愛さと、全てがおさめられている映画になっていて良かった。
ストーリーの改変は賛否両論あるのだろうけど、この改変は原作へのリスペクトあってこそで、シゲアキさんの言うとおり、愛を感じた。「タイトル借りただけで全然違う作品じゃん!」て憤らざるをえない映像化も増えてる昨今、映画『ピンクとグレー』は、原作とは違うテーマのストーリーにはなっているけれど、原作を壊すことなく、原作とはまた違う世界を見せてくれました。それはとても素敵なことだ。
裕翔君にとっても、シゲアキさんにとっても、とてもいい作品、いいきっかけで、ここからまた二人の活動が広がっていくんだろうって思える。


映画『ピンクとグレー』は、映画として面白いのはもちろん、関わる人たちの関係性も素敵で、映画化を知ってからの1年、追いかけるのがすごく楽しかった。
まだ大ヒット記念挨拶があるし、地元での公開も控えてるけど、公開初日に映画館で鑑賞できて、「この日の為の1年だった」って思った(ピングレの為だけに生きてたわけじゃないけど)。雪道の長時間運転は本当にしんどかったけど、無理をして隣県まで行って良かった。公開初日に鑑賞できてよかった。
映画『ピンクとグレー』、最高でした!!!まだ見てない方には是非観に行って頂きたいし、原作未読の方には是非読んで頂きたい!!!
裕翔君もシゲアキさんも、本当におめでとうございます!!!



映画『母と暮せば』

父と暮せば』は、娘が主人公で、娘に「生きる気持ちを取り戻させる」物語だった。タイトルも、『父と暮せば』、娘視点だ。でも『母と暮せば』は?主人公は吉永小百合さん演じる母としながら、タイトルは息子視点。あらすじの一部も、生前の彼女に新しい人ができるのを受け入れられない息子、そんな息子を愛おしく想う母、とあり、変化を求められているのは息子の方にも感じられる。でも幽霊が出てきたきっかけが「母が息子の死を受け容れたこと」なら、母が生きていく為の物語なんだろう。『父と暮せば』を読んだことで想像が具体的になった。

父と暮せば』の原作を読んだ時の感想。『母と暮せば』、全然「母が生きていく為の物語」ではなかった。
WSで流れていた教会でのシーン、町子の結婚式だとばかり思っていた。よもやお母さんの葬儀だったとは…

冒頭のシーン、こうちゃんの可愛さにひっくり帰った。
「母さーん!母さーん!」
「はぁーい!」
普段のにのの声よりちょっと高めの声。若いというより、幼さを感じた。奔放で甘えっ子な男の子。
授業前に友人たちとふざけ合い、授業が始まれば真面目にノートを取る勤勉な学生さん。
原爆が落ちた瞬間の、肉声にはならなかった息を飲む声。宣伝番組で何度か見ていたけれど、やはり胸をぎゅっと潰されるようだった。


お母さんが「浩二のことは、諦めよう?」と町子にぽつりと漏らした夜、こうちゃんはお母さんの前に姿を現した。
お母さんに「元気?」と訊かれて障子から足だけ見せてパタパタパタっと笑うこうちゃん、めっかわやった…可愛すぎる…なにあの愛しさ…

「3年も待った」と言うこうちゃん。どうしても出てきたかったのだなぁ…
階段に微笑んで座っているこうちゃんが現れて、それだけで涙が出た。にこにこと嬉しそうにして、楽しげにお母さんとおしゃべりして、3年間ずぅっとそうしたかったし、本当はもっと長くそうできるはずだったのに、できないんだ。こうちゃんもお母さんも明るく笑ってるけど、悲しいやりとりだ思った。


大好きな町子を通して少しずつ自分の死を受け容れていくこうちゃん。
「町子には僕しかおらん」「嫌だ」「僕は死んでない」
そう頑なだったこうちゃんが「それが僕の運命」と悟ったように言った言葉。それに対してお母さんが「運命なんかじゃないのよ。人が計画した、大変な悲劇」と返し、静かに涙を流すこうちゃん。すぅっと姿を消した後の、「悲しくなると消えるのね」て言葉に私が悲しくなった。「諦めわるかねぇ。母さんは」と言っていたけれど、こうちゃん自身も出てくるのに3年かかったのかもしれない。ずっとずっと悲しかったのかもしれない。ずっとずっと悲しかったから、出てきた時、あんなに嬉しそうだったのかもしれない。おしゃべりが大好きなこうちゃん、お母さんが返事をするまで「母さん、母さん」て呼び続けるこうちゃん、お母さんとおしゃべりできて、どんなにか満たされたことだろう。


でもこのシーンから、温かさより悲しさがじわじわ増していったような気がする。

それはこうちゃんが自分の死を受け容れて、この世への執着を少しずつ昇華し始めた代わりに、お母さんが少しずつ崩れていったからのように思った。


上海のおじさんにこうちゃんがハタキを持って追っ払おうとしてたシーン、温かさしかなくて、「父さんに言いつけてやる」というのも前向きな言葉にしか思えなくて、それは私の中では町子は黒ちゃんと、お母さんは上海のおじさんと一緒になって終わる大団円だと想像していたからなんだけど、お母さんが闇商品の購入を拒否した時、びっくりした。ホントに上海のおじさんと距離を置くなんて…しかも「息子が言うから」って、他人に言っちゃうなんて…そんな、憑かれた人のような…


お母さんは一人ではいられない人だったのかもしれない。
ご主人が亡くなった時は、息子が2人いた。お兄ちゃんが亡くなった時は、こうちゃんがいた。こうちゃんが亡くなった時は、町子がいた。でも町子に自分の人生を歩むよう背中を押した時、お母さんには亡霊のこうちゃんしかいなかった。
本当は、お母さんには上海のおじさんがいたはずだ。町子に「浩二のことは諦めよう?」と言った時、お母さんの心には上海のおじさんがいたように思う。ほんのりでもいたはずだ。こうちゃんが亡霊となって現れても、ハタキのシーンでの会話をみると、上海のおじさんはお母さんの心から吹っ飛んでない。好意を持たれているのに甘えて食料を安く買って、好意に対してもまんざらではなさそうだ。
「息子が言うから」と闇商品の購入を断っていたけれど、それが理由だろうか。
お母さんがどんどん弱っていったのが気になる。
もともと体の丈夫な人ではないようだった。
でも物語が進むごと、細く、弱く、伏せってしまうことが多くなった。身体が弱り、心まで弱り、町子に対して「なんであの子が幸せになるの?」などと思って、それを口にしてしまうなんて…


近所のおばさんがお母さんの亡骸の横で「伸子さん、一人で逝ってしまうなんて可哀想」て泣いてるのを見て、本当にそうだと思った。こうちゃん、お母さん、一人で死んじゃったよ。息子の元婚約者に嫉妬を抱いて、疲れ果てて、死んじゃったよ。ねぇこうちゃん、お母さんを連れてくの?それじゃあ、お母さんを道連れにしたようにしか見えないよ。息子の亡霊に取り憑かれて、お母さん、衰弱死しちゃったの?「母さんはもう、こちら側にいる」って囁くこうちゃん、ああ、亡霊とはそういうものかと思った。「もう出てこれないかもしれない」と言うこうちゃんは、全然、そんなつもりなかったんだろうと思うけど、結果として、見えないものを見続けたお母さんは、弱っていってしまったのかな。「嬉しい」と心底笑顔でこうちゃんの手を取るお母さん、悲しかった…


お兄さんの亡霊とこうちゃんの亡霊の違いにとても意味を感じてしまう。
こうちゃんが言ってた。「兄さんは何日もジャングルを彷徨って、母さんに会いたいってずっと思ってた。僕は、何が起きたのかわからなかった」
お兄さんの亡霊が夢枕に立った時、お母さんはそれだけでガタガタと震えていた。お兄さんの姿も、傷だらけで、目がギョロリとして、無言で、禍々しい雰囲気で、家の外にはおそらく一緒に死んだ仲間がジロジロと家の中を覗き込んで、およそ「会えて嬉しい」というような出方ではなかった。「亡霊」に相応しい恐怖感を纏っていた。「夢枕に立ってさよならを言う」というのは、ああいう異形な者としての姿を見せることをいうのかも。見ただけで、「戦死したのだ」と悟ってしまえるような姿を見せるのが本当なのかも。
こうちゃんは生前と全く同じ姿で、同じ振る舞いでお母さんと一緒に居続けた。そうしてこうちゃんは自分の死を受け容れることができたけど、お母さんは…

エンディングはもう、亡者たちの合唱にしか見えなかった。雲の上で真っ白な衣装を着たたくさんの人が合唱する様は、歪だった。なんだこのハッピーエンドのような絵面は…怖すぎる…


母と息子の心温まる物語ではなかったのね…戦争が背景にあるんだから、そらそうなのか…と意気消沈してたら、一緒に観に行った母の言葉にはっとした。
山田洋次監督と、吉永小百合だったから優しかったけれど、戦後は、人の羨望や妬みが、もっと刺々しいものだったと思う」

『母と暮せば』の中では、人の温かいやりとりはそのものを見せていたけれど、辛い出来事は語りで伝えていたなと思う。
こうちゃんがスパイ容疑で連行されて殴打されたこと。
町子が友人のお母さんに生き延びたことを責められたこと。
お母さんが仲の良かった人に裏切られ、酷い目にあったこと。
こうちゃんが現れた冒頭のシーン、お母さんは、爆弾投下後の長崎を「地獄」と言っていたけれど、3年後もまだ「地獄」だったのかもしれない。
お母さんは着物を綺麗に着、食事を作り、掃除をし、年中行事を行う、そういうきちんとした生活を慎ましかに過ごしていたけれど、そうして穏やかに日々を暮らしていくのは、並大抵のことではなかったのかもしれない。穏やかで優しくあるには、棘のある人や出来事が多すぎたのかもしれない。

体も心も丈夫でないお母さんが生き続けるには、辛すぎたのかも。
こうちゃんと一緒に逝くのが大団円、そんな世の中だったのかも。

でも二人の周りには優しく温かい人たちがいて、そんな人たちとの日々を切り取っていたのは、それが二人の中心だったからなのかな。
特に、町子がこの世に繋ぎとめていたんだろう。町子が福原家と離れる道を選んだから、選ぶことができたから、二人はこの世とさよならしたんだろう。お母さんは疲れすぎて、最後に棘を見せてしまったけれど…


真っ白な光に包まれてこの世を後にした二人。
幸せそうに寄り添ってたけど、こうちゃんね、あちらの世界でお兄さんにめっちゃ怒られると思う。「守れと言っただろう」って、柔道2段の筋骨たくましいお兄さんにめっちゃ怒られると思う。お兄さんに叱られるこうちゃんを、お母さんはお父さんの隣りでうふふと笑ってるのかなぁ。


福原浩二という青年は、私の中のにののような子だった。
音楽家や映画監督や小説家に憧れる夢見がちな男の子、でもお兄さんに諭されて医科大を受験すれば合格する頭の良さ、好きな子に嫌われたかもと思うだけで寝込む弱さ、好きな子とはいちゃいちゃべたべたしちゃう甘えっ子、現実を受け止める精神的強さ、、、
でもやっぱりにのではない。こうちゃんだったな。にのが演じて生まれる人物って、生きてるからすごい。でも生きてる人間が演じてるのだから、生きてるのが当たり前なのかな…なんて思ってしまう自然さがにのなのかなぁ。


観た直後は悲しくて悲しくて悲しくてとても「いい映画」だなんて言えないって思ったけど、心の整理がつき始めて「そんなことないかも」と思えてる。
でもやっぱり辛いから、絵本や小説はしばし時間を置いてから読みます…

それからもう一度観に行きたい。ただ見にいくのではなく、観て、考えて、また観て、ということをしたい映画でした。


『デート〜恋とはどんなものかしら〜2015夏 秘湯』


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冒頭から物語のミスリードの相手役として颯爽と登場する鷲尾君、カッコイイ…そんなキーマンを演じてる裕翔君もカッコイイ…
幸せに結びついたはずの二人のW浮気疑惑から始まる『デート』、約半年のブランクを感じさせないキャラの安定感故、高揚しか感じない。『デート』だ…!『デート』が帰ってきた…!鷲尾くーーーぅんッ!!!おかえりなさい!!!

(あらすじを解説する親切心もなく裕翔君as鷲尾君がカッコイイだけを書き連ねるブログです)


「依子さん…後悔しませんか」
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巧さんへの当てつけにお忍び旅行かと思った。
でも鷲尾君がそんなことを承諾するわけないのであった!鷲尾君はストーカーはするけどこそこそ浮気旅行なんかする子じゃない!真っ向から巧さんの駄目さを否定して挑戦状叩きつける子なのだ!熱い!ひどい!それが鷲尾君!


「ご無沙汰してます!鷲尾豊です!」
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知ってるよ〜!藪下家も谷口家も視聴者もみんな知ってるよ〜!なんでフルネーム名乗ってるの可愛い〜!
飛び出した依子さんを追いながらも玄関をきちんとしめる鷲尾君を思い出した。
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真っ白な光と共に爽やかに訪問する鷲尾君、圧倒的好青年…眩しい…こんな26歳存在しない…ドラマの中だけだ鷲尾君が存在できるのは…そんな完全無欠の好青年を演じきる裕翔君、カッコイイ…
そして真っ先に佳織さんの所在を確認する鷲尾君!気になっちゃってるね!い〜い感じだ〜!(CV 松本潤) ワクワクするぅ〜!


「自分は依子さんのことはきっぱり諦めました。…未練はないです」
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でも巧さんへ物言いたげな視線を送る鷲尾君…
う…ッ、不憫…ッ場を考えて言葉を飲み込む鷲尾君、不憫…ッ そして、良い子…ッ 好き…ッ


「依子さんは、恋がしたかったんですよね?」
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「…臆病者。二人とも、恋を恐れる臆病者だ。勝手にしろ!」
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「叫んで去っていくことないじゃないか」
「なんか、前にも増して、面倒くさいヤツになったな」
「青春ドラマみたいなヤツだよ」
「一番若いのにな」
「そこが、可愛いところよ」

ふおーーーー鷲尾くーーーんっ!詭弁を繰り広げる巧さんを睨みつける鷲尾君、依子さんがとりなしたから押し黙った鷲尾君、でも受け流せず不貞腐れた表情でぼそっと本音を漏らし、叫んで去った鷲尾君。
みんな大人だから「お互いにとって有意義な共同生活」を受け入れ、それを正とする立場に立って、否定する鷲尾君を笑ったけど、ホントはうまくいくわけないって分かってたんだ。でも「大人」だから何も言わなかった。真っ向から異を唱えた鷲尾君、君は正しい…ただ「若い」ってだけ…君は正しい…


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鷲尾君ていつもこの座り方してる。「細かく相談しながら役作りをしてる」というようなことを監督がお話しされていたけれど、こういうところも「鷲尾豊」らしさとしてこだわってるところなんだろうなぁ。鷲尾君の真面目さと融通の利かなさと誠実さが感じられて、とても鷲尾君らしい座り方だと思う。


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依子さんと巧さんの衝突に居たたまれなさMAXになっていたところへ爽やかな営業マン鷲尾君登場!は〜〜〜癒しだ〜〜〜!
依子さん、鷲尾君ならスマートに依子さんの頑なさをほぐして楽しく幸せな恋愛をしてくれるのに、依子さんは真正面から自分の駄目なところを全身でさしてくる巧さんを好きになっちゃったんだね…頑なさを傷つけてくる巧さん、そうやって揺さぶられるほどに依子さんは「心」を感じるのかなぁ…切ない…鷲尾君、不憫…


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とはいえこの鷲尾君から物語が動き始める感じ!これもまた『デート』らしさであるよ!
依子さんと巧さんだけじゃあ背中を向けて終わりなのに鷲尾君が入ることで引っ掻き回して結果くっつけちゃうヤツ!!!鷲尾君不憫!!!


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我が目を疑いこしこしする鷲尾君…可愛い…


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ストーカーの腕が上がってる鷲尾君!SPが続くなんてことがあればその内に探偵に転職してないか心配だよ!


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でも社用車でストーキングしちゃう鷲尾君。その詰めの甘さが可愛いよ!


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藪下親子に報告する鷲尾君。筋張った手の甲が男らしくてどきどきする…


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おおおおおお、ぎゃっごいぃぃ…どうか裕翔君にハードボイルド系の刑事ドラマを…『相棒』の右京さんの相棒に裕翔君起用、けっこう本気で待機してた…


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このサングラスをちょっとズラしてる鷲尾君がホントに可愛い!!夜だもんね!!見えないよね!!でも外さないんだね!!形って大事だよね!!
あんぱんに牛乳というチョイス、26歳なら鷲尾君だって平成生まれなのに、昭和の王道でくるセンス…やっぱり、作り手が昭和だから昭和生まれに嬉しい作りなのかな…平成世代が作り手に上がった時、どんどん「昭和」は消えるんだろうな…「昭和ネタ」が出てきて喜べるのも今のうちだな…昭和っぽさを持つ鷲尾君に出会えてわたしは幸せだ…


「よっしゃあ!」
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美人局作戦に落ちたらしい巧さんへの反応。こらーーー!!!鷲尾君!人を正論で追い詰める貴方から変わったと思っていたのにがっつり残っているじゃないかぁ!もう!しょうがないんだから!!!


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助手席から見る、運転する鷲尾君、Part2…嗚呼……ありがとうございます…
ふぁーーーーーーハンドル握る裕翔君を見上げられる人生でありt


「依子さん!…っ、包丁はダメです…!これで思う存分っ、おやりなさい!」(名言)
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どういう修羅場をくぐりぬければ好きだった人が婚約者に包丁向けてるシーンでそんな冷静な対処ができるの…鷲尾君、何者…
修羅場に居合わせた人全てが鷲尾君のような判断ができればいいのにね…
バッカヤrrrrロォォッ!」
「コートーユーミィィィンッ!!」(竹箒振り上げながら)
「このぉ…っ、偽恋愛不適合者めぇえぇぇぇッ」
依子さんという人を認識する上で外せない感情の露出の仕方をした台詞集。包丁を研いでるのもミスリードかと思ったら、そこはガチだった笑


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鷲尾君の背中可愛いぃいぃぃいいぃッ!!!なんて無防備な…完全無欠の好青年のキャラクターの
隙を見つけてしまった…鷲尾君、体育座りするんだ…
そして体育座りするとよく分かる裕翔君の足の長さよ。背中も長いし、足も長い。裕翔君、スタイルいいな…コンサートで目の当たりしたから、うん…知ってる…


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「僕を殺そうとしたんだぞ!?」と寝そべりながら言う巧さんに表情引き攣る鷲尾君。
裕翔君の表情で魅せるお芝居が大好きだ〜!台詞に頼らないお芝居が大好きだ〜!感情全てを台詞にしない脚本、そういうのが大好きです!


「…そうだっ。この山の奥に、秘湯があるんですって。まだ、日もあるし、皆で行きませんか?」
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鷲尾君の好青年さが振り切れてるシーン…泣いちゃう………泣いた……


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「あ!秘湯ってあれじゃない!?」てうきうきする裕翔君をこの目にできる人生でありt


「すぐ、行き止まりになるらしいですから、心配ありませんよ。…大事なのは、二人きりに、することです…」
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鷲尾君……えぇ子ぉや…当て馬キャラの王道的人の良さ…当て馬キャラだからじゃなく、鷲尾君はそういう人柄だから身を引いちゃったんだよ…と思ってる…


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鷲尾君の入浴シーンについては、個人的珠玉の一枚を…自担の裸体を晒しまくるなんてできない…ッ
この瞬間は鎖骨の深さと筋肉質さと肌色の生々しさと裸体さ加減がフルスイングでおさまってるので、もう…………いや、これ以上は言えない。


「自分は、もうホントに依子さんには未練はないんです。…あの二人には、本っ当に幸せになってほしいんです」
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珠玉の一枚とか言いつつもう一枚。
依子さんと巧さんが、依子さんらしく、巧さんらしくいながら幸せにならないと、鷲尾君が引いた意味がないもんね…。鷲尾君じゃあ依子さんを幸せにできないという、納得感を得られないもんね…。
いやっ、鷲尾君だって依子さんを幸せにできるよ!!!でもその過程があまりにも違って、依子さんは巧さんとのそれを選んだんだ!くぅ〜〜〜ッ、鷲尾君ッ、わたしなら鷲尾君とのそれを選


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二人がいないことに気づく鷲尾君、捜索をかってでる鷲尾君、を押しのけて裕翔君の喉仏具合が…鎖骨の飛び出具合が…窪みの暗さにセクシャルが詰まってる。なんか自分の性癖晒してるだけな気がしてきた。


「依子さぁ〜ん!依子さぁ〜〜ん!よ、よ、依子さぁ〜〜〜」
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なにこれ!!!アニメかよ!!?『うる星やつら』のオチかよ!!?最終的に声のみの出演だった佳織さんと同じようで思い出の写真に写らなかったという佳織さんより可哀想な扱いの鷲尾君!不憫!!!!!
次があるとすれば鷲尾君はどんな登場をするんだろう!?この思い出をどう語るんだろう!?楽しみすぎるぅ〜〜〜ッ!!!


ぜひSP第二弾もお願いします!視聴率が思わしくなかったという話も聞こえますけどそれは完全に宣伝不足でしょう!!作品のクオリティとか役者さんの注目度とかは全然関係ないですから!絶対!!
鷲尾君がカッコいい、裕翔君が素晴らしい、だけでなく、作中の人物のその後が気になるドラマ、続けなきゃもったいないよ〜!

BLAST in Miyagi 9月19日 コンサートレポ

レポというかただの感想でしかないですけど、ほぼ自分の為のような内容になってしまうと思いますが、綴っておきます。メモを全く取らない人間なので記憶違い、そもそも見間違い思い違い勘違いがあると思います。悪しからず。


【OP】
水彩画のイラストで作られた映像、柔らかくて優しくてあったかかった。宮城をイメージしたのか、嵐さんの宮城への想いがそうなのか。
宮城のお魚から釣りをする大野君、宮城の稲穂から中華鍋で炒飯を炒める相葉君、緑色の線で描かれた宮城県地図の縁が伸びて「植物に繋がるのかな」と思ったらまさかのずんだずんだな翔君、ゲームしながらゴーカートみたいな小ちゃい車に乗ってこちらににこっと微笑みかけるにの、ただただカッコよく登場した潤君、そんな彼らを繋げていったのは1羽の白い鳥でした。
最後に5人の写真が出てくるんだけど、嵐ちゃんマーク型のモニターでは相葉君の顔が見切れていて「あ、相葉くーんッ!」ってなった。
ていうかゴーカートのにのね!ぎゃんかわ…ッ!何でゴーカートなの!?いやにのが乗っていた小ちゃい車が「ゴーカート」なのかは分かんないけど!八木山ベニーランドですか!?可愛い!にの可愛い!

どう登場するのか期待値MAXのタイミングで、真ん中の一番大きな嵐ちゃんマーク型モニターのてっぺんに現れた嵐。無表情に遠くを見るみんなカッコ良かった。
ワイハが流れて、モニターには映ってるけど望遠鏡覗いた方がいいかな、て思った時嵐がさっと飛び降りて驚いた瞬間火薬とともに5方向に伸びた花道の先のサイドステージから5人がそれぞれ飛び出して来て、その瞬間に会場の心を嵐がガッチリ掴んだのを感じた。嵐ィイィイィィィッ!ぎゃっごいぃいぃいぃぃッ!!!何今のどうやって移動したの…ッ!!
天井席だった私の下のほーうには相葉君が!すっごい遠いけど相葉君がカッコよくてスタイル良くてカッコいいのは分かった!いや、感じた!どの歌だったか最早覚えてないけど、翔君が来た時手足を全力で振って踊る様子には「ピコピコ」と擬音が聞こえた。お人形さんみたいだった。オルゴール人形みたいだった。翔君可愛かった…

【Happiness】
センターステージ上空に吊るされた巨大な銀色のスライム、装飾かと思ったらフライング装置だった。スタンド内に仕掛けがあるようには見えなかったので、「今回は上の方には接近なしかぁ」と勝手に残念がってた故、度肝抜かれた。嵐のステージでただの装飾で配置されるものなどないんだね…!やっぱり天井までは来なかったし、フライングは右側(客席から見て)だけだったけど、発想と装置が凄すぎてそんな偏りは瑣末なことだ…!嵐すげぇ…!面白い!楽しい!
JUMPくんたちコンサート中のマジックってこうやって取り入れるんだよ…!て上から目線なちょう大きなお世話なことを思った!ごめんなさい!

【挨拶】
まさかのシャッフル…!そうキタかーーーッ!て膝打った。なんなの嵐…宮城で新しいことやってくれすぎ…面白いこと採用してくれすぎ…
相葉君の挨拶をするにの、生き生きしてたなぁ…楽しそうだったなぁ…うぅッ、どうやって割り振ったのかは知らないけど、にの、良かったね…
みんなそれぞれのメンバーの物真似が若干入ってて面白かった。特に大野君の高音の「はーあーいっ」をやる為喉の調子を整える潤君、翔君の最後の英語をちょうカタカナ英語で言い切って最大級のドヤ顔する大野君、可愛かったぁ…

【じゃなくて】
相葉雅紀ィーーーッ!!!ヒッ…ヒィーーーッ!!!
しかなかった。相葉君ソロの間、ずっと悲鳴を上げてた。心の中で。ダメージジーンズ、解かれたネクタイ然とした金色のラインの入った青いワイシャツ、赤い花束。椅子に乗り上げ己の体重で押し倒すこと続けて3回、好きな人に「友達」としか思われていない報われなさに「やれやれ」って余裕ありそうな態度をとってみせる大人の男。『じゃなくて』の主人公、歳とってた。おんなじ「僕」かは分かんないけど、20代から30代になってた…
相葉君、表現力がすごかった。演出ありきじゃなかった。相葉君が表現することで成り立つステージだった。すごい…相葉君、すごい…白と黒のエナメル質っぽい靴でタップダンス踏む相葉君、細い腰、チラチラ覗く肌、ヤバすぎる…

【20825日目の曲】
ボロ泣きしてた…「俺はさ、あなたの息子で。あなたはそう俺の親であって。たまたまかも知れないけど、それだけは唯一の誇りで」私はそんな達観にまでは至ってないけど私がいることで彼女の晩年が寂しいものにならないなら一緒にいようと思ってる…ッ とちょう個人的な理由で泣いてたらまさかの歌詞間違い。にのーッ!このっ にのッ!笑わせてくれてありがとうッ!
「間違えてないですよ?」
「足んないんじゃないの?足んないからそう聞こえるんだよ」
言いがかり!
次の曲で出てきた潤君がぐだぐだ言ってるにのを指差しててそれに素知らぬ顔のにの、末ズ!
MCでも散々イジられてたけど、「2007年」「8年ぶり」がごっちゃになって「7年振り」って間違え続けるにの可愛かったし、「私の歌はそんなに経ってないか」って自分で気づくにの愛しい。

【感謝カンゲキ雨嵐】
地元の2つの高校の合唱部とのコラボ。映像では宮城の方々がスケッチブックにメッセージを書いて未来への希望を教えてくれる。こんなに多くの地元の方に協力してもらってたのに、全く漏れなかったその情報規制。近くでお嬢さん方が「えーッ」て驚いてて、もしかしたらその高校の子だったのかもしれない。部員外の生徒にすら漏れないようにされてたのかもしれない。知らないけど。
ごめんなさい、大野君のことを思った。
私はヲタ用以外では発信しないアナログ人間ですが、友人のFBのお友達の投稿見てると、たぶん、コンプライアンスに配慮しながらSNSを利用してる人はそんなにはいない。たぶん、個人情報とか気にせず「イイ」と思ったもの、「見て!」て思ったものを気兼ねなく投稿するのが今時の「普通」だ。
自由になりたい時期があった大野君、そういうゆるい「普通」さを持ってるのが良かったのかな。いや、何が「本当」かなんて分からないし、それはファンは知らなくていいことだけど。それでも想像してしまう。若い人のぬるい「普通」が側にあって、大野君は少しは自由だったのかな。
プロである以上、どうすべきだったかは議論の余地はないと私は思うけど、こんな見事な情報規制に囲まれた中で自由になりたい時期を経て嵐でいることに後悔はない今の大野君が、そういう人を(たぶん)選んだいたこと、そしてその結果、、、、、
フライデー滅びろ(客観性なし)。
高校生の合唱と嵐との綺麗な歌声を聴きながら、ここにいる大野君以外の何を求めるんだろうな、って思った。
そして歌終了後、MCなんだかなんなんだか分からないぐだぐださ。翔君可愛い。
「MCはまだ早いだろーっ!?」て盛り上げる潤君。カッコいい。

【ハダシの未来】
キラキラしたメンバーカラーの法被で登場して我々にも踊りを指導する磁石。振りの見本役のにのと、説明の翔君。マイクは脇差しにしてるにのがお話ししたい時マイクを取っていちいちしまうの可愛かった。
盆踊りver.の『ハダシの未来』おんなじ振りを延々するのは正直途中で飽きたw でもステージのお祭り感、なんだか紅白っぽくて楽しかった。

【Carnival night part2】
宮城のスズメ踊りとのコラボver.!扇子をヒラヒラさせる踊り、見た目が華やかでステージ映えする!何より嵐が楽しそうだった〜。これが宮城のカーニバルか〜、47都道府県ver.やってくれ〜、て思った。

【Come back to me】
会場の照明が消えてペンラの海となり、天井席からの景色があまりに綺麗で感嘆した。周りからも歓声が聞こえた。そして曲の出だし、MJ Walkが見れるのか!?きっとレベルアップしてるんだろうな!どこ歩くんだろう!と思ったら、まさかの、飛んだ。潤君、飛んだ。およそ人間界の動物でない飛行をしていた。私はその様を眼下にして全体を見ていたけれども、なんだこれ…アイドルどころか人間の範疇越えてる…エンターテイメントを極めると人は人の殻を脱ぐのか…潤君てなんだ…いや、それは愚問だ…あれは「松本潤」だ…「アイドル」にも「人」にも「天使」にもその枠に捉われない、「松本潤」だ…きっといつの日か彼はワイヤーにすら捉われず宙を舞う…

【Hip pop Boogie chapterⅡ】
潤君に圧倒された会場に響く翔君の歌声。伴奏なしで始まった『Hip pop Boogie』相葉君、潤君のクオリティを経て(にのは可愛いかった)、翔君もぶっこんでくるはずだと期待しかなかったら、『chapterⅡ』。歌詞書き換えるヤツだ…!と鳥肌立ったらまさしくだった。既存の世界へ果敢に挑む貪欲な若い挑戦者が、余裕と愛を持ってでも譲れない自己を持った大人になって新しい世界を目指してる。それが『capterⅡ』か…Ⅲ、Ⅳと続くのかと思わせる憎いタイトルだ。ボロ泣きした。

【アクセントダンス】
音ともに始まった映像、木の芽吹きかと思わせたところで巻き戻り、成長するのか、戻るのか、どっちだと苛立たしくなったところで分かった、これは『Endless Game』。苦しみから抜け出せないけど希望を求める歌。映像には戦争の写真も差し込まれていた。そして『Believe』のラップ、『Monster』『You eyes』、『One Love』、『Bleathless』、そして『Sakura』。大木がMVを思わせる紫の配色で枯れ木から回復していく様を見せる映像。まだ木が息を吹き返しただけだけど、誕生から苦悩を経て生へ繋げる嵐が好きだ。
このアクセントダンスを見て、私は嵐のダンスそのものでなく、嵐がダンスで表現しようとするものが好きだと改めて思った。ダンスで物語を紡ぐ嵐が好きだ。誰か一人じゃなく、嵐だけじゃなく、空間全てでダンスという手法で表現する嵐が好きだ。

【A・RA・SHI】
再びフライングする嵐。籠を揺らされてラップ中なのに「止めろぉっ」「止めなさいっ!」と必死な翔君、可愛かった…
どの歌かは忘れたけどにのがぴょこぴょこしてて、ぶんぶんお手振りしてて、「ああ、楽しいんだな」って伺えて、幸せもらった…。にのは最後の挨拶で「みんな元気になったらいいじゃん」て言ってたけど、たぶん「みんな」ににの自身は含まれないけど「嵐の4人」は含まれてるんだろうなって思って、ホント「みんな」に元気になって欲しいんだなって、「難しいことは分かんないけど」っていうのがギリギリの本音かなって、穿ち過ぎかもしれないけどそんなことを思った。

『Sakura』で息を吹き返した大木と世界が鮮やかに青く緑を取り戻す映像。その大木に止まった1羽の白い鳥は、OP映像で嵐を繋げていた1羽だろうか。映像演出も無駄にしない嵐、隙がない…



嵐にここまで演出される宮城、羨ましい…「その地でやる意味」をコンサートでがつんと見せつける嵐、カッコいい。本当に「BLAST」がシリーズ化したらいいなと思う。「嵐」と「ファン」だけの「嵐フェス」でなく、「地元」も巻き込む「BLAST」へシフトさせた嵐の望みを想う。復興支援と、地方再生と、96億円…
招致から始まるなら今後どうなるか分からないけど。

嵐は会場を一つにするのが自然で巧み。「一緒に踊る」とか分かりやすいアクションだけじゃなく、夜の暗さの中、ペンラがどれほど綺麗か、それを持ってるのは我々で、その綺麗さに重ねて照明を演出してくれる粋。望遠鏡で一点だけ見るのは勿体なくてやっぱりできなかった。
おんなじ曲をやっててもいろんな演出で味をつけてくれるから、毎年毎年入りたいなと思う。…いろんな都合で毎年は入れないけど。


残りの公演もレポが楽しみです。事故なくトラブルなく無事終えられますように。早くBDが観たい!!!

BLAST in Miyagi 日帰り強行軍

コンサートの感想ではなく、どういうスケジュールで参戦したのかという流れを書いていきます。
個人的に「野外フェス」というものに参加することはこの先ないんじゃないかという思い出と、今後もしまた野外フェスに行くことがあれば己への参考資料として。


【持ち物】
<inショルダーバッグ>
ポケットティッシュ
ウェットティッシュ
スーパーの買い物袋(小)(中)
タオルハンカチ(小)(中)
フェイスタオル
LEDライト
双眼鏡
凍らせた麦茶
非常食(ソイジョイ・1本満足ぅ〜、ブルボン濃厚ブラウニー)
<inリュック>
防寒着
レジャーシート
ゴミ袋30L
凍らせたポカリスウェット
予備のポケトティッシュ3個
<in車>
大判バスタオル2枚
替えのTシャツ
毛布
レインコート

【18日→19日】
20:30 退勤
「閉店間際に駆け込んでいらっしゃったお客様は呪う」と思ってたんですけど、そういう迷k緊急事態な方はいらっしゃらず、無事閉店できた。実はこの日新店長と新入社員の歓迎会があったのですが、お断りさせて頂いた。だって21時からなんだもの。無理。「嵐ファン」ということは公にしているので、繁忙期に連休取って懇親会も蹴った役職者をみんな「楽しんできて!」「気をつけて!」と暖かく送り出してくれた。有難い環境だ。でもこのハードスケジュールを大層面白がっていた。「人生かけてる感じですね!」て言われたけど、別に人生はかけていない。

22:30 就寝
ガソリン補給、朝食の買い出し、荷物の最終チェック、夕食、入浴を済ませて仮眠。ムーミン谷開拓してたら(ゲーム)予定より30分ほど押した。

02:00 起床
思ってたより眠い。目が痒いほどの眠たさ。ふらふらしながらコーヒー淹れて、身支度。

02:40 出発
想定より遅め。しかも雨が降っている!雷がピカっている!霧が出ている!高速を走るには最悪の環境。でも走るうちに天候は回復していった。暗い中走行してる時は眠さを払拭できなかったけど、じわじわ空が明るくなり、「もうしばらくで夜明けだなぁ」て頃にランダム再生なリスモが『スルー』を流した。
【もうすぐ夜が明ける】
タイムリー!からの『JUMPing CARnival』!覚醒した!眠さは変わらないけど!ノリノリで運転できた!

06:10 利府駅到着
1週間前のコンサートでは「朝8時には駅近くの町営駐車場は埋まった」とネットでみかけたのでこの時間に来たけど、入り口には「満車」の文字が。嘘だろー!でも待ちは3台!シャトルバスは10時から!(元々は早朝に出る予定だったのでこの時間差ができてしまった)。とりあえず1時間は様子見よ!とムーミン谷を開拓しながら待つ。
06:20  前の1台が痺れを切らして去る
06:25  1台出庫して先頭に躍り出る
06:30 駐車場入り
早かった!思いの外すんなり入れた!いや〜良かった!仮眠しよ〜!と2時間の予定で持参した毛布を引っ被ってごろん。

7:30 起床
意識はあったけど体は眠ったようですっきりと目覚める。持参したパンとコーヒーで朝食。駐車場待ちの車が6台ぐらい並んでおり、係りの人が「たぶん空かないから他を探してくれ」と誘導しているのを目撃する。「他へ行って」と言われても、地元民じゃなきゃ「他」のあてなんてないよな…町の至るところに「コンサート来場者の迷惑駐車お断り。巡回中」て看板が立ってたけど、じゃあ駐車スペースを用意してくれないと。思いつきで言うけど学校のグラウンドとか。運動部の子達には特に迷惑極まりないだろうけど。町営駐車場はなんてったって約300台しか止められないんだから、ホント争奪戦…。「大変だなぁ…」てやりとりを聞きながら自分は止められてなかったらどうしていただろうかとぞっとした。
ふ、と。「権利を侵害されたわけですよ」と穏やかじゃない台詞が外から聞こえる。「なんぞ…」と聞き耳立てたら、町営駐車場隣りの月極駐車場でトラブルが起きていた。駅周辺の道路は8時頃には渋滞しているらしい。やっぱり車移動は深夜〜早朝がよさそう。

09:30 シャトルバスの列に並ぶ
のんびりしてたら「10時〜11時のチケットをお持ちの方は右側にお並び下さ〜い!」という声が聞こえて慌てて荷物を整理して並ぶ。列の後方までどう行けばいいのかよく分からなかった。チケット確認だけじゃなくてそういう誘導もして欲しい。
次の時間帯のチケットを持っていても、バスの入り次第では1時間前のバスにも乗車可能な模様。
信号に捕まりまくっても利府駅〜グランディまでは10分ぐらい。バスの電光掲示板が凝っていて必見。

10:00 グランディ到着
あっっっつい!!!ソフトクリームよりかき氷な暑さ!帽子必須!日が陰ると風も出てて過ごしやすいけど日が照ると地獄。
会場全体が広くて利府駅シャトルバス発着場所から大野君の未来絵画展会場までけっこう歩く。暑い中歩き回る上に並ぶので思いの外体力消耗する。
グッズの列は終わりと始まりが繋がってるとは思えないほど長い。ライトどっちか欲しかったけど、グッズ買うだけで終わりそうだったので断念。
屋根付きの休憩スペースに座るのはほぼほぼ無理。所狭しとがっつり荷物で場所取りされ、あまり人が動かない印象。ファミリーやグループで来てる人たちが占拠してる感じ。復興市場の真ん中の空間全部に屋根付き設置するぐらいでも足りないなだろうなぁ。敷物敷いて芝生の上に場所を確保したほうが早いけど、日が照ると地獄。日傘差して歩いてる人危ないし邪魔でしょうがないので止めて欲しいけど、芝生に座ってる時パラソル代わりにするのはありだ…暑い…
簡易トイレは12時頃はほぼ待つことなく使えたけど、14時頃入ろうとしたら長蛇の列だった。40分待ち。たぶんあの3倍は必要だ…。中はレベルの弱いサウナのような状態。あと汚物入れの状態が酷い。適宜回収するのは無理だと思うので、100均て感じの入れ物だったけど、サイズをビッグにしたほうがいいと思った。
屋台も12時頃まではそこまでじゃなかったけど、14時頃の列はレベルが違った。冷たいものを求めてふらふらしてみたけど、諦めた。1時間以上並びそうな長さだった。

15:00 会場入りの列に並ぶ
暑さがしんどくてさっさと座りたかったので予定より早めに並んだ。30分ほどかかった。会場内のトイレも30分は待ちそうな列が出来ていた。
初めて天井席だったんですけど、こわっっっ!階段降りるのこわっっっ!そのままふらーっと落下しそうだった。高所恐怖症ではないし始まってからは全く気にならなかったけど、始まるまでは座席でぷるぷるしてた。

19:30頃? コンサート終了
すぐさま退場しましたごめんなさい!!!

19:50 バス発着所到着

20:00 バス発車
行きとルートを変えていた。会場周辺の道路がやはり混雑半端ない。抜けるまでが時間かかった。会場内の駐車場にマイカー止める方は出るの大変そうだと思った。会場で待機してるタクシーのライト、ペンライトの海のように綺麗だった。どこまで行くのかは分からないけど、歩いてる方そうとういらっしゃった。バスに乗るまでの待ち時間も合わせると時間としては変わらないかもしれないけど、スタミナある方じゃないと歩くのはしんどいだろうなと思う。下り坂を歩くのも意外と疲れるし。

20:30 利府駅到着
電車へ走る方々を尻目にinマイカー。セトリプレイリストを作成したりガソスタを検索したり、仮眠しようか迷ったけど時間が早かったのでそのまま出発。

22:00 耐えきれずPAで仮眠
後部座席に移動して毛布引っ被って仮眠。鍵かけるぐらいの防犯しかできないのでビビりながら眠りに落ちる。

22:30 起床
なぜ起きたのか分からなかったけど一つの所で長居は危ないのでとっとと出発

01:10 家到着
地元へ近づくほど雨がひどくなってけっこう時間かかってしまった。そしてよく事故らなかったなという蛇行運転だった。ガムを噛もうが熱唱しようが睡魔はどうにもならぬ。



今回は防寒・雨対策はバッチリ用意していったものの、防暑対策はほぼしていなかった。帽子ぐらいじゃどうにもならない暑さだった。冷えピタ、日傘があれば違ったかな。凍らせたドリンクも各1本ずつじゃ足りなかった。
行きは深夜出発、早朝到着有りだけど、コンサート終了後そのまま運転して帰るのは私には無理だ。体力保たない。利府駅で仮眠取ったほうが良かったな…。でもいずれ眠くなってたと思う。次があれば、ホテルは確保しよう…

丑野家闘病記

8月7日、最後のCTの結果が告知された。
「新たな再発/転移所見を指摘できません」
母が末期の卵巣癌と診断されて約1年、終わってみれば1年前に「理想」と言われた「今日」だった。


事の始まりは「なんかしこりがある」という母の申告。
素人が分かるほどの「しこり」だなんて、言われた瞬間から不安しかなかった。
「まず病院に行こう」
そうとしか言わなかったものの、「多分そうだろう」と思っていた。
通院していた先生に大学病院の紹介状を頂き、飛び込みで診察してもらい、初日の結果は、「だいぶ大きい」。
早急に開腹手術の日を決めて頂いた。
治療計画を立てるために、開けるしかないと言われた。
その時はまだ、「そうですか」、と淡々といられた。
病状が分からない。先生もなんとも言えないのなら、素人が何を言えるはずもない。


「5年生きられないかもしれない」
開腹手術の結果そう言われて、それでも、「そうですか」、と返していた。
手術中の写真を告知なくばーんと見せられて「おおおおおこっちは素人ですけどおおおっ」と若干引きながら、手術結果をどこか他人事のような距離感で聞いていた。
ステージ4だった。
「薬が良く効くタイプの癌です。ただ、大きすぎるので、なんとも…効かなければ、秋まで持たないかもしれません」
病院のトイレで泣いた。
どうなるか分からない。先生がおっしゃった通り、良く効くかもしれない、効かないかもしれない。それは先生にも分からない。なまじできるかできないか結果について確答できない仕事をしているだけに、先生に詰め寄る事もできなくて、ただ泣いた。
診察後、店長への結果報告の電話も、泣かずにいられるまで待って電話したはずなのに、話す内に泣いてしまった。「悪い結果になるとは限らないよ」年下の店長にそう言われて、ますます泣いてしまった。このタイミングで彼が店長でいてくれたこと、感謝している。


「私はこの瞬間に対して高校生の時に覚悟を決めたはずだ」そう思い直して、フォロワー様からも温かいリプを頂いて、帰宅の運転で気を持ち直した気でいたけれど、帰り着いてみれば、ずっと泣いていた。
明日も仕事だ、洗濯しなきゃ、ご飯食べなきゃ、お風呂はいらなきゃ。そういう「普通の日常」に移れなかった。泣くしかできなかった。
でも「普通の日常」を送らないといけない。母が末期癌で入院しようと、私は明日働くべき場所がある。
友人に電話した。
妊娠中なのに、という理性を押しのけて甘えてしまった。飛んで来てくれた。
ただ、嗚咽しながらの電話を切った瞬間に、最早正気だった。「こんな汚い部屋にあげるわけにはいかない」と、早速掃除をしていた。
その時に、「わたし」が「わたし」だと思っている「わたし」は、他者といることで成り立ってるんだなと思った。ひとりでいる「わたし」は、ただ泣いていた。他者といるから、「わたし」は社会生活を送れる「わたし」でいられる。
泣くしかできない時でも、「ちゃんとしなきゃ」と思える自分と、頼れる友人がいる幸せを知った。


投薬治療をして、薬が良く効いて摘出手術までできるのが理想、と言われた。
癌が大きいので、冬には手術をしたい、とも言われた。
ステージ4にも関わらず治療方法があったのは、本当に不幸中の幸いだった。


その後3ヶ月ぐらい入院していた気がする。
その間、毎週毎週雑誌に載ってレギュラー番組がある嵐の存在が有り難かった。
母が入院している間は早上がりを増やしてもらって、仕事して病院に寄って、という日々が多かったけれども、その時に新しい嵐の雑誌と番組をお土産にできるのが、こちらの気持ちも軽くなって助かった。
「この時のにのがね」「大野君がwww」
病院にいながら、今までの日常と変わらない会話ができた。
木曜日に立ち寄った時、相部屋4台のテレビがVSを映していた時、「嵐ってすごいな」と純粋に思った。FC数がどうこうとかじゃなく、長期入院している相部屋の患者さん4人がみんな見ているという事実。
こういう言い方すると重たくなっちゃうけど、鬱々とした心を嵐が軽くしてくれてたよ。

ブラストハワイ/THE DIGITARIANツアー/デビクロくん/年末の怒涛の音楽番組/紅白司会/新春ドラマ/オリエント/ピカハフBD/母と暮せば/赤めだか/殺せんせー/ワク学JUMPくん共演/ブラストミヤギ/FREESTYLEⅡ/2015ツアー/坊ちゃん…

書ききれん。
嵐の供給量半端なかった。
ずっとずっと新しいものをくれてた。

ハワイの初日、末ズの挨拶で泣いた。
待機組にも配慮をありがとう。
ハワイの2日目、にのの挨拶に泣いた。
たくさんの「ありがとう」をありがとう。こちらこそ「ありがとう」しかないというのに…

母は薬の副作用で抜けた自分の髪を集めて「針刺し作る」というような気丈な人なので、嵐がどうとか関係ないかもしれない。
それでも、自分が朝の9時に出て夜中の24時まで帰れなかったりする仕事をしていると、半日以上一人でいさせてしまう母が「楽しみ」と思える趣味を持ってくれたのはホントに有り難かった。
嵐を好きでいてくれて良かったなと思った。


そして裕翔君も大きかった。
山田君のドラマをして、
「病と闘う人たちへの思いがいいほうへと変わる気がします。
このドラマを見て少しでも何かを感じてくれたらなと思います。」
そうコメントする裕翔君は真っ直ぐで誠実で一生懸命だなって感じた。
でも、山田君のドラマが今年で良かったと思う。
2014年の夏の思い出のドラマが、裕翔君のみずたまでホントに良かった。
一人の夜に、みずたまのキラキラした青春に夢中になって己の中になんとなくある不安が消し飛ぶ夏を過ごせて良かった。2014年の夏=みずたまな日々を過ごせて良かった。

『デート』で依子パパが「なぜこうしてやらなかったんだろう」て後悔を語ってる時、まさしくそういう後悔を抱えていたわたしは号泣だったし、巧さんが屋上で「お母さん、死なないで」と泣いていたシーンでは、開腹手術の日まさしくそうして泣いていたわたしは号泣だった。

裕翔君を追っていてリアルでは到底流せない涙を流せて、とても良かったと思う。


摘出手術の日、11時間ほど待機していた。「電話してすぐ駆けつけられる距離に居て頂ければ」とは言われたけど、病院内にいる以外の選択肢はなかった。
手術前の母はいつも通りだったけれど、手術後の彼女は様変わりしていた。
ずっと痛がっていた。「痛い…痛い…」と呻くしかできない母に、わたしも「そうか…そうか…」と言うしかできなかった。


「癌を摘出」というのは、「悪者退治」のようなイメージを持っていたけれど、考えてみれば「もとは体に必要な器官をまるごと摘出する行為」なのだと知った。
正直、摘出手術後が一番辛かった。
仕組みは知らないけどやたら痰が出る母、一人では吐けない母、一日中寄り添って介助する日が数日続いた。他に変われる家族はいない。ずっと1対1だった。


摘出手術直後、先生のもとへ呼ばれて摘出された物を目の当たりにした時、その時に初めて先生のお顔を拝見した。病院の方々は常にマスクをしている。人相って実は分からない。母の命を預けてる人のお顔をわたしは知らなかったんだ、とその時に初めて気付いたし、この先生が主治医で良かったと思った。表情がとても暖かい方だった。
部屋に入った瞬間の生暖かさ、温度を匂いでも感じるんだと知った。母の病巣の匂い、一生忘れられないと思う。



CT結果を受けて、1年前、「5年生きられないかもしれない」とおっしゃったのは無効かと、とてもききたかったけれど、聞けなかった。
答えられる質問ではない。
この先何年一緒にいられるだろう。
時間は限られているのだろう。
でも気負っても仕方ないし、変わらぬ日常を過ごせるならそれが一番いいし、そうしてずっと続いていくのがいい。


不安をこまめに綴るのは私の精神衛生上大変宜しくないと思っていたので、根治の日を待っていた。
ブラストミヤギ落選で彼女は凹みまくってたけど笑、次は2015ツアーがあるので。その申し込みができる明日があるので。申し込むかまだ分からないけど。


ひとまず闘病は終わった。
いろんなことを考えた一年だった。

自分が鬱々としてる日も、ふとTVをつけると、嵐が嵐らしく笑ってる。わたしのこの15年、好きの温度差こそあれ、ずっとそうだったんだ。20年目も、30年目も、そうであって欲しい。
いや、私の人生=嵐ではないんだけど、日常に嵐がいるのは当たり前なんだなぁとしみじみと感じた。
お茶の間にいるのが当たり前な嵐はすごい。タモさんかよ…


とか言いつつ今はJUMPくんたちへの熱が最高潮超なんですけどね!!!てっぺんが止まることを知らずどこまでも昇りつめそうなJUMPくんたちの勢いが楽しい…!!!



この先、この1年よりしんどいことがあるかもしれない。
その時の私の趣味がジャニーズかは分からないけれど、2014年8月からのこの1年、私は確かにジャニーズに元気をもらっていた。
いつでもキラキラの笑顔でアイドルでいてくれてありがとう。
まさか「好き」の対象が増えてこんな熱量が自分の中に生まれるとは思わなかったけど、これからはただ追いかけらるのが楽しそうでしょうがない。


後ろ向きは辛い。でも前向きすぎるのも生き辛い。
我が家のペース崩さず、この先一緒に居続けられたらいいなと思う。